伊藤計劃の映画化3作品、『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』の原作を読んで予習した話。
おはようございます!
タイトルどおりなのですが、伊藤計劃(いとうけいかく)さんの小説、『虐殺器官(ぎゃくさつきかん)』、『ハーモニー』、『屍者の帝国(ししゃのていこく)』を読みました。
『屍者の帝国』は、正確には円城塔(えんじょうとう)さんとの共作ですね。
最初に書いておきますが、この記事は各作品の内容や感想を書く記事ではありません!
内容や感想を書く手前まで書く記事です(笑)
伊藤計劃とは何者か、そして円城塔
まず、これらの小説のジャンルはSF小説です。
なので伊藤計劃さんの方は、簡単に言うとSF作家さんです。
デビュー作の『虐殺器官』(2007年)から注目され、『ハーモニー』(2008年)では星雲賞、日本SF大賞などを受賞されています。
期待の新人作家さんだったわけです。
でもこの方、亡くなってしまうんです。
次の作品、『屍者の帝国』の執筆中に。
『屍者の帝国』は、冒頭部分の未完成原稿30枚が残りました。
普通はこれで未完ということになるのですが、この作品、未完に終わりませんでした。
生前親交の深かった円城塔さんが、遺族の許可を得て、原稿を引き継ぐ形で完結させたんです。
そしてその円城塔さんは、2012年にこの『屍者の帝国』で、伊藤計劃さん生前『ハーモニー』で受賞した、星雲賞と日本SF大賞(特別賞)を受賞されました。
ちなみに同年『道化師の蝶』で芥川賞を受賞されています。
3作品を読むことになったときのこと
これら3作品を読むことになったきっかけです。
これは自分が「読むと決めた」というより、「読むことになった」という方が近いかもしれません。
3人で(割と適当な組み合わせで)作ったLINEグループがあるんです。
自分含めて男2人、そして女性1人のグループで、「ロゼッタ」というチーム名を付けています。
そのロゼッタではメンバーのひとりが、メンバー3人全員で読みたい本ややりたいことを他の2人に提案して、他の2人がOKすれば期間を決めてそれを実行し、期間最終日に感想についてLINEグループ内でトークするという活動があります。
そのメンバーのひとりが提案したのが、この伊藤計劃さんの作品でした。
そんなこんなで『虐殺器官』、『ハーモニー』、『屍者の帝国』と順に読んでは話して、今はもう3作品とも読み終わって話し終わっています。
ロゼッタについては、また単独の記事で詳しく書く予定です。
3作品の映画化
小説を読み進めてるときに映画化が発表されてびっくりしました(^ω^;)
文章が原作の作品って映像化されると知ってショックうけること多いですが、これはなぜか嬉しかったです。
あと、3回も映画館行くんかって感じでした(笑)
その更新の順番ですが、『屍者の帝国』『ハーモニー』『虐殺器官』の順です。
原作の発表順とは逆になってますね。
元々は『ハーモニー』と『虐殺器官』が逆やったのですが、事情があって入れ替わりになりました。
そして公開日が、『屍者の帝国』が2015年10月2日、『ハーモニー』が同年11月13日、『虐殺器官』が未定となってます。
まだ見に行けていないのですが、『屍者の帝国』はすでに公開されています。
たまに感想ブログを見かけるのですが開かないようにしています(笑)
この記事を書いた目的
冒頭にも書きましたが、これは作品の内容や感想を書くための記事ではありません!
その目的は自分の周りの人に、「この作品読んだで!」ってことを伝えるためです。
「自分も読んだ!」って方いませんかね、読んでへんけど映画は見ていくつもりの人とか。
映画公開日直前に『屍者の帝国』を読み終えたばっかりで、映画見るのもこれからなので熱が冷めてなくて。
SFファンというだけでもいいので連絡ください。
ちなみに『屍者の帝国』の流れで、今はシャーロック・ホームズ漬けなのでそちらのファンの方もお待ちしてます(笑)
最後に
中身がないというか身内向けというか、内容に触れない記事ですみません。
これは言い切らないでおきますが、映画を見てから各作品ごとに単独記事を書くことがあるかもしれません。
どんな映像か、もう公開されている『屍者の帝国』の予告だけ貼っておくので、どんな感じか見てみてください。
『ハーモニー』に関しては、原作は読んでへんけど映画は見るつもりの人は予告を見ないことをおすすめします。
それでは!