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京都を中心に回っているブログ

内容もエリアも京都中心。たまに周辺。

大阪はニューヨークに似ている。

 

こんにちは!

自分の40日間の大阪生活に関する記事の2つめです。

タイトルでめっちゃ言い切ってますが、どういうことかいろいろ書いていきますね。

 

前置き

 

まずちょっと大阪は置いといて、京都市がパリに似ているという話をたまに聞きます。

繊細な食文化や長い歴史、観光都市であることなどが、京都とパリの共通点としてよくあげられます。

そしてそもそもこの2都市、1958年に姉妹都市提携しています。

その時点でたぶん、お互いちょっと似てますよねって話やったんでしょうね(笑)

 

この例を出した意味があったかは分かりませんが、この町とあの町が似てるって思うことってたまにありますよね。

少なくとも自分はあって、今回の大阪での生活の間に、大阪はニューヨークに似てると何度も思ったわけです。

 

 

自分は2013年、大学の4年の年の11月初めに、高校のクラスメートと一週間だけニューヨークに遊びに行きました。

向こうの11月は日本よりだいぶ寒くて、普通に気温は氷点下でした。

その期間中初雪に当たって、しかもその初雪が吹雪のような激しさで、一気に真っ白な街並みへと変わってしまいました。

 

それから2年後の今年、2015年の10月中旬から11月上旬。

この大阪生活40日の間にニューヨーク旅行の期間が納まっていたのですが、大阪の11月は寒いといっても10度台真ん中くらいは少なくともキープしていたので、コートなしでも全然大丈夫なくらいでした。

まぁ日本にいたらだいたい分かりますよね(笑)

 

空気感

 

気温は違えど同じ時期に京都から出て2つの都市で生活してみて、「大阪はニューヨークに似ている。」と思ったわけです。

とにかく空気とか雰囲気みたいなものが似ているんです。

いきなり曖昧な共通点になってしまいますが、会社までの通勤中にデジャヴ的に思うことが一番多くありました。

 

ニューヨークって、自分が拠点にしていたミッドタウン、経済活動が活発な街の中心部でさえ、日本の道路と比べて綺麗に手入れされていないんです。

かといって汚れているという感じでもないんですが、ごちゃごちゃしていて整っていない感じです。

 

そうなるともしかしたら、自分が大阪で生活していたのが日本橋や難波の辺りなので、空気感に関しては「大阪のミナミとニューヨークは似ている。」といった方が正しいかもしれません。

やっぱりニューヨークの方も絞って、「大阪のミナミとマンハッタンは似ている。」の方がもっといいかも(笑)

 

あの早い時期から発展して整備されて人も集まるようになっていた場所やのに、その発展から長い年月が過ぎて、ちょっとごちゃごちゃしてきた感じ。

ここであえて東京で例えるなら、たぶん新宿とか上野が近いんでしょうか。

 

ぁ、その東京なんですが、ニューヨークと似ているのは東京ではないんですよ。

東京より大阪なんです。

たぶん、歩いていて次々と景色が変わる東京と違って、大阪やニューヨークは特徴的な同じ景色が向こうの方までずーっと続いていて、無限ループに迷い込んだ感じがある点でそう思うんやと思います。

 

ちょっとそろそろもうちょっと具体的な共通点もあげていきますね(笑)

 

道路の作り

 

まずひとつめが道路の作り!

作りというか、道路の配置のされ方が似ています。

 

京都では碁盤の目と言われていますが、大阪(のミナミ)やニューヨークも、結構綺麗に南北の通りが並んでいるんです。

ただ、京都の通りにはない、大阪とニューヨークならではの共通点があります。

 

大阪では、東西に走る通りを「通(とおり)」、南北に走る通りを「筋(すじ)」と呼びます。

そしてニューヨークでは、東西に走る通りを「ストリート(Streat, St)」、南北に走る通りを「アベニュー(Avenue, Ave)」呼びます。

また、「ストリート」は「〇番街」、「アベニュー」は「△丁目」とも表現するので、5番目のアベニュー(5th Ave)で30番目のストリート(3th St)は、5番街30丁目と呼ぶこともできます。

 

ちなみに京都では東西も南北も「通」で表します。

神戸は大阪と同じように東西が「通」、南北が「筋」です。

 

 

 

中心部のエリア分け 

 

そしてふたつめが、これも街の作り系なんですが、エリアの分け方です。

ちょっとややこしくなりますが、大阪市の中心部とマンハッタンのエリア分け方が似ています。

 

先ほどからなんどか出てきていますが、大阪では大阪駅・梅田駅周辺エリアを「キタ」、難波駅周辺エリアを「ミナミ」と呼びます。

ただこの分け方に関しては、本町通を境にキタとミナミに分かれてるんや!って言う人もいますし、分け方はちょっと曖昧なようです。

また、そもそもキタとかミナミっていう言い方をしている人はそんなに見なくて、「梅田」とか「心斎橋」とか「難波」といったように、もう少し具体的なエリア名で言う人が多い気がします。

 

そしてニューヨークのマンハッタンですが、こちらも「アップタウン」、「ミッドタウン」、「ダウンタウン」であったり、「アッパー・マンハッタン」、「ロウアー・マンハッタン」といったように、南北でエリア分けした呼び方があります。

 

食べ物のテイクアウト 

 

三つ目が、商品の売り方です。

これももう少しエリアを絞ると、大阪のミナミとニューヨークのマンハッタンが似ています。

 

どちらもテイクアウトのお店が多いです。

大阪では自分が今までに見た他の街と比べても、道路に向けて商品を並べたお店でテイクアウトして、お店の前で食べている姿をよく見ます。

たこ焼き中心に(笑)

東京や京都でもエリアによっては普通に見かけますが、ミナミほど多くない印象です。

 

そしてニューヨークでは、移動販売車がそこら中にあります。

ホットドッグやプレッツェルなどを売っている販売車が道沿いに並んでいて、お昼時にはそのお店それぞれに お客さんが並んで購入しています。

そしてそのホットドッグなどを、その辺に座って食べたり食べながら歩いたりしたはります。

どちらも観光客の割合が結構高いかもしれませんが(^ω^;)

 

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四つ目は人。

人のノリというか、店員さんとかがめっちゃ気軽に話しかけて来はるところが似ています。

これに関しては観光客を持ち出すとあかんので、主にお店の人のノリです。

 

なんで大阪にいるのか、いつまでニューヨークにいるのか、どこから大阪に来たのか、ニューヨークに来てから何をしたかなど、とにかく気軽にこちらの情報を聞き出しに来はるところがもう同じです。

お店やのにそのお店の商品絡みのことには全く触れず、さっさとお会計を済ましてトークタイムに入ります。

 

興味津々で自分のことを深く深く聞いて来られる感じ、不快どころかむしろ結構心地いいんですよね。

次のお客さんが来はったらもちろん強制的に会話は終了するわけですが、まだもうちょっと話したくてまた買いに行っちゃうっていうね。

ほんまに興味を持って話してくれたはるんやと思ってたけど、もしかしてこのリピートを狙ったはるんやろか(笑)

 

あとここで人とトーク繋がりで、生活してると周りからいろんな国の言葉が聞こえてくることも書こうと思ったのですが、大阪の方が聞こえてくるほとんどが日本人含めたアジアの言葉で(^ω^;)

中国や韓国の方を中心にアジアからの観光客に街が占拠されているような感じで、日本人の数より多いんちゃうかという印象でした。

京都の方がいろんな国の言葉聞こえてくる。。

 

ぁ、信号とか駐車とか、交通面でちょっとルーズなとこは似てるかな(笑)

 

対応する場所

 

次は、大阪のこのエリアはニューヨークでいうここに似てる!みたいなのを一気に書いていきます。

 

まずニューヨークのグランド・セントラル・ターミナルは完全に梅田ですよね。

駅の機能的な意味でも近いかもしれませんが、どちらかというとその場所に立っているときの感じが似ています。

 

マンハッタンの南の方のエリアにある、ウォール街周辺が北浜ですかね?

去年あたりに少し北浜を歩いたのですが、ここは雰囲気よりも似ているのは機能面ですかね。

 

高級ブランドのショップや高級マンションが立ち並ぶマンハッタンの5番街は完全に御堂筋ですよね。

でもこの御堂筋、パリのシャンゼリゼ化計画なるものがありましたが…(笑)

 

あと公園!

マンハッタンのセントラルパークに対応する大きな公園が大阪にもあります。

二つですが大阪城公園と天王寺公園です。

東京にも京都にも大きい公園がありますし、そもそも大阪は緑が少ないとよく言われています。

ただ、ニューヨークも一極集中というか、少ないのでその点で似ています。

 

そして水。

マンハッタンには淀川に相当する街中を突っ切る川は無いのですが、その代わり両サイドをハドソン川イーストリバーが囲んでいます。

大阪には「とんぼりリバークルーズ」という、道頓堀川を利用したクルージングがあり、規模はもっと大きいですがマンハッタンでも何パターンもの観光クルーズがあります。

 

そしてその道頓堀の地上の方、グリコのネオンサインらへん。

比較するのはちょっと申し訳ない感じもしますが、タイムズスクエアですよね。

でも賑やかさで言うたら道頓堀も全然負けてへんような。。

 

でも結局

 

最後に、「でも結局」な話なのですが、一番似ているのは一番曖昧な雰囲気やと思います。

大阪の街を歩いて、ニューヨークの街を歩いて、そしてまた大阪に住んで街を歩いて……その中で、「あれ、大阪に似てる」「ニューヨークに似てる」っていう既視感があるってことの共感を求めたかったのが、このタイトルで記事を書いたきっかけでもあります。

 

ニューヨークに行った、またはこれから行くという方、日本に帰ってきたらまず大阪の、特にミナミに行ってみて下さい。

たぶんですが、この既視感は自分だけの特別なものではなくて、両都市の街を歩くと多くの方が感じるものなのではないかと思います。

その既視感が強まるかもしれませんし、むしろ一気に弱めてしまうことになるかもしれませんが、たこ焼きをテイクアウトして食べるのを忘れないようにして下さいね(笑)

 

それでは!

 

 

(今回めっちゃ一気に書いたので、また部分的に整えていきますm(_ _)m)